logo-sm

お問い合わせは Webフォームから

ブログ

Excelマクロ作成方法!

2017.12.27

お久しぶりです。Hiroです。新しい現場に変わり半年が経過しました。

新しい現場は運用開始からまだ2年足らずで、作業手順等の各ドキュメントが未整備であることも多々あります。そんな中、日々、ExcelやWordを用いてお客様へ報告資料を作成することが多いのですが、非効率なことに手作業で作成しています。

今回、作業を短時間で正確に行う為にマクロを作成しツール化を実施したので、その際に学習したことを掲載します。

マクロとは・・・

エクセルに標準装備されている、複数の作業を記録して自動的に実行させる機能

エクセルは、計算やグラフ作成を瞬時に行えますが、時には同じ作業を何度も繰り返さなければならないことがあります。
扱うデータが少ないうちは問題ありませんが、データ量が多くなってくると入力ミスも増えがちです。
そんなときに役立つのがマクロです。

 マクロを利用するメリット

  1. 作業時間の短縮に繋がる
    一連の作業がボタン押下で終わるため、時間を短縮することができます!
  2. 作業ミスを減少させる
    作成の段階で間違えない限り、ミスをすることなく同じ作業が実行できます!
  3. 誰が実施しても同じ結果を得られる
    エクセルの操作が得意な人も苦手な人も、ボタンを押下するだけの為、誰が実施しても同じ結果を得られます!

マクロ利用の実例

マクロを利用する例として、以下が挙げられます。

  • 入力した数値データの計算
  • 入力データの一括削除
  • 別のエクセルブックの情報を入力とした資料の作成

マクロの実践(削除マクロの作成)

①初期設定
マクロは主に「開発」タブを使用して作成します。

※利用中の環境によって開発タブが存在しない場合/マクロが無効化となっている場合は、下記手順より設定します。

1.エクセルメニューの「ファイル」タブから「オプション」を選択します。

2.「リボンのユーザー設定」を選択して、「メインタブ」内の「開発」にチェックを入れ、「OK」を選択します。

3.メニューに「開発」タブが表示されます。

4.「開発」タブより「マクロのセキュリティ」を選択します。

5.セキュリティセンターの「マクロの設定」より「すべてのマクロを有効にする」を選択し、「OK」を選択します。

 


②マクロの記録(作成)
マクロはVBEを用いてソースを作成することで作成出来ますが、GUI画面にて記録を行うことも出来ます。
理解しやすいよう、後者の「マクロの記録」メニューを用いる方法を記載します。

1.エクセルを開いて「開発」タブを選択します。

2.「マクロの記録」をクリックします。

3.マクロ名に任意のマクロの名前、「説明」に作成するマクロの説明を入力します。説明は何も書かなくても問題はありません。

4.「OK」をクリックして記録を開始し、記録させたい作業を行います。

削除マクロの場合は、以下の要領で操作をします。

[1]  Ctrl + A でセルを全て選択します。

[2] キーボードのDeleteボタンをクリックします。

[3] エクセルの作業シートの値が全て削除されます。

 

5.「記録終了」をクリックします。

 


③ソースコードの確認
作成したマクロのソースコードは以下の手順で確認することが出来ます。本画面にてソースを修正することももちろん可能です。

1.「Alt」+「F11」を押下します。

※マクロ作成時に記載したマクロ名がプロシージャ名となり、説明がコメントとしてコードに挿入されます。

 

<上記コードの内容>

【Sub プロシージャ名() / End Sub】 →プロシージャといいSub/End Sub間にソースを記述する

【,】 → 後ろに記述した文字がコメントとなる

【Cells.Select】 → シート上のセルを選択する

【Selection.ClearContents】 → 選択した値を削除する

 

● マクロは基本的に右ペインのコードウィンドウ内に記載したソースを上から順番に実行していきます。

● プロシージャをウィンドウ内に複数作成し、1つ1つをマクロとして実行することが出来ます。

 

 2.「F5」を押すことでマクロを実行することが可能です。

 


④マクロの実行
実際に作成したマクロは下記方法で簡単に実行ができます。

1.「開発」タブの「マクロ」を選択し、マクロ名の中から実行したいものを選んで「実行」をクリックします。

 

<実行前> マクロを実行する前は文字列が大量に記載されています。

<実行後> 削除マクロ実行後はすべての文字列が削除されました。

 


⑤マクロ実行ボタンの作成
オートシェイプ等の図形にマクロを登録し、その図形をクリックすることで簡単にマクロ実行が出来るボタンを作成します。
毎回「開発」タブから実行せずに済み、さらに作業量を減らすことができます。

1.マクロの登録されたエクセルファイルを開いたら、「開発」タブを開き「挿入」を選択します。

2.表示された「フォームコントロール」の中から、左上に存在する長方形の「ボタン(フォームコントロール)」をクリックします。

 3.その後、任意のセルをなぞるようにドラッグすることで、範囲を指定してボタンの大きさを決定します。

 4.ドラッグが完了すると自動的に「マクロの登録」ダイアログボックスが表示されます。

5.登録したいマクロを選択し「OK」を押せば、ドラッグした場所がボタンになります。

6.右クリック「テキストの編集」をクリックし、ボタンの名前を変更することも可能です。

関連記事

  • WindowsのWSL2上のDockerでup時に’ContainerConfig’のエラーが出た。
    当社の開発環境はMacとWindowsが混在したDocker上での開発を行っています。なのでMacでOKだけど […]

    2024.04.08

  • VSCode (内のPowerShell)でアドレス設定を切り替え!
    【経緯】 最近携わった案件で大量のNW機器のキッティングをした際、それぞれにSSHでの接続性などを確認するテス […]

    2023.10.13

  • PaloaltoでWindows NTPサーバに同期
    【事象と対処法】 オフライン環境のPaloaltoでNTPの機能確認をする必要があり、Windows標準のNT […]

    2023.10.13

  • パートナー

  • 人材育成・採用情報