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Linuxならvimで!
開発者でありたい@renoji5126です。
きっと私が紹介するのは開発環境の構築だとかオススメするツールなどなどを予定です。
今回IT業界に就職を希望される/された方への記事です。
IT業界に就職されるということはサーバーなどに多く使われるLinuxに触れる機会が必ずあることでしょう。ヘタしたら研修でLinuxに触れた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
サーバー用に使われるLinuxの多くはCUI(キャラクタユーザーインターフェイス)というキーボードからの入力のみで操作することが多いです。ファイルを開くのもキーボードで入力します。
キーボードだけでどうやってファイルを開くのか?
そこで今回紹介するのはファイルを開いて編集するvimエディタです。
なぜvimなのか。開くだけなら他にもツールは色々ありますが編集もできればソフトウェアの設定の変更からプログラミングまで自在となるでしょう。
因みに似たものでviというエディタがありますがvimの派生元になったエディタであり、Linuxではデフォルトで入っていることが多いです。操作性が少し違ったりするので別物と思ってください。
お使いのLinuxによってinstall方法が違います。Linuxには幾つか種類があり、その種類によってソフトウェアを管理するツールが違うためです。以下独断と偏見で有名な2つのLinuxディストリビューションで書きます。
では以下のコマンドを入力して下さい。インストールして良いですか
$ sudo apt-get install vim
$ sudo yum install vim
以下のコマンドを実行します。
$ vim ./aaaa.txt
「vim」がインストールしたツールのコマンド名です。
コマンド名に続けて半角スペースを空けて開くファイル名を引数として渡します。
vim で ./aaaa.txt を開きます。指定したファイル名が存在しない場合は新規ファイルとして作成されます。
aaaa.txtファイルを開きました。
適当なファイル名を指定したので中身は何も表示されないかと思います。
開いた状態では何も入力ができません。この状態はコマンドモードとなります。キーの操作
まずはファイルに入力するときは挿入モードにしましょう。
キーボード上の a か i を入力することで挿入モードになって文字入力できます。ここでは「Hello, Vim World!!」と入力しました。
挿入モードを終了するには Escキーを入力することでコマンド入力待ちに戻ります。
Escキーを入力してコマンドモードから。
:w を入力してエンターを押すことで保存されます。
保存と同様にEscキーを入力してコマンドモードから。
:q を入力してエンターすると閉じます。vimを起動する画面まで戻ります。
エディターなのでテキストの編集の他に取り消しや検索、置換などの機能も標準搭載です。
Escでコマンドモード後 v を押すとビジュアルモードと呼ばれる選択モードに入って範囲を選択できます。操作は通常の矢印キーで範囲を指定します。
範囲選択状態のまま d で切り取り
範囲選択状態のまま y でコピー
コマンドモード矢印キーを使いカーソルを貼り付けたい場所まで移動させて p で貼り付け
コマンドモードで u を入力すると直前の操作を取り消します。
コマンドモードで Ctrlキー+R 入力することで取り消しを行った操作を取り消します。
コマンドモードで / を入力し続いて検索したい単語を入力します。
複数マッチした場合は n を入力することで次の単語へ飛びます。
例:
/Vim
コマンドモードで :%s/[置換対象]/[置換]/ を入力すると置換される。
また末尾にgcオプションを付けておくと置換対象を本当に置換して良いか確認しながら置換できるのでオススメします。
例:
:%s/Vim/Vimmer/gc
以上、簡単ではありますがvimの紹介で御座いました。
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